MENU
医局を辞めたいけど不安…はじめての医師転職なら オススメをチェック

現役医師が考えた、医局を辞める7つのデメリット

当ページのリンクには広告が含まれています。

医局に入ってみたものの自分と合っていない気がする

医局の中で自分の目指したいものが見つからない

奴隷のように働かされて、正直医局には愛想がつきた

そんなことを考えている先生方も多いのではないでしょうか。こんにちは、転職活動中の医師べるもんです。

これまで一度でも「医局を辞めたい!」と思ったことがある先生は多いと思います。それでも医局を辞めていないのには理由があるはず。現役医師の目線で医局を辞める7つのデメリットをご紹介していきます。

目次

医局を辞めるストレスが生じる

上司・医局長・教授に医局を辞める旨を伝えるストレスが生じます。恩を仇で返すのか、のような雰囲気になることがあります。

また引き留められたり、伝えてから辞めるまでの間が気まずかったり、心無いことを言われる可能性があります。周りの目を気にするタイプの人には少し我慢の時間かもしれません。

べるもん

基本的に半年〜1年前に伝えた方がいいです。4月の新入局員が入ってくるタイミングで人事(異動)が行われる医局が多いので、そこに間に合うように伝えましょう。身近で退局した人がいたら「いつ頃伝えたか」を聞いてもいいですね。

医局を介した人間関係は疎遠になる

医局でお世話になった先輩・後輩とは疎遠になりプライベートの付き合いが継続するかはわかりません。

実際には、意外と人間関係が続くと聞くことが多いです。苦手な人とは縁が切れて、関係を続けたい人とだけうまく付き合っていけるといいですね。

いわゆる出世は困難になる

大学病院や有名病院で出世するのは既得権益との闘いになるので、大学医局のバックアップがないとかなり厳しいです。

大きな病院でトップに上り詰めたい人は、医局に残った方がいいでしょう。

学術的活動が困難になる

研究がやりやすいのはやはり大学病院です。論文を書いたり、学位を取ったりという学術的なことは大学にいることで圧倒的なアドバンテージがあります。治療・手術の件数も多く、関連病院もあるため症例が集めやすくなります。

また海外留学も自分でコネを作らないといけないため、医局を辞めると困難です。大学にいれば留学の支援金がもらえることもあります。

自分の望むキャリアで「学術的活動」の優先順位がどれくらいかを考えてみてもいいかもしれません。学会専門医・認定医・指導医がこれからの主流となり、学位の価値は相対的に薄れていくと予想されています。

高度な医療を提供できないことが多い

大きな手術や最新の抗がん剤治療など、高度な医療を担っているのはやはり大学病院や医局派遣病院が多いです。優秀な人材がいても機材が揃っていない、ということもあるでしょう。大学病院でやっていた医療をそのまま転職先でもやりたい場合は、候補が絞られます。

医局を辞めても高度な医療に携わりたい人は、それを転職の軸にするとよいでしょう。数は絞られますが求人がまったくないわけではありません。

医療情報のアップデートが困難

医局にいれば自然と新しい情報が入ってきます。また、抄読会や勉強会など用意された学ぶ機会があります。

ですが、医局を辞めると医療の最新情報は意識的に勉強しないと入ってきません。知らず知らずのうちに、自分の提供していた医療が時代遅れになっていたということが起こり得ます。

m3.comのアプリなどで意図的に勉強する機会を作った方が良いでしょう。

体調を崩したときの人員保証がない

医局に属していれば、急な欠員が出ても人員に余裕がある施設から医局員を回してもらうこともできるかもしれません。

自分の診療科の医師が1人しかいない病院で体調を崩した場合、手術が予定されていた日であれば手術は延期になりますし、外来患者はほとんど別日に振替になるでしょう。同僚や患者さんに迷惑をかけてしまいますし、リカバリーも大変です。

まとめ

医局を辞めるデメリットをまとめてみました。

  • 医局を辞めるストレスが生じる
  • 医局の人間関係は疎遠になる
  • 出世は困難になる
  • 学術的活動が困難になる
  • 高度な医療を提供できないことが多い
  • 情報のアップデートが困難
  • 体調を崩したときの人員保証がない

すべてがデメリットに感じる方も、これは自分にとってはデメリットじゃないと感じた方もいらっしゃると思います。

医局に残り続ける先生は、医師の中の医師だと思います。尊敬します。医者として専門を持ち、身を粉にして研究し、新しいエビデンス・治療法を生み出す医師の鑑です。ですが、医局に入ったからといって全ての人がそこを目指す必要はありません。

「コスパ良く働きたいと考えること自体が悪いことなのではないか」と思い込んでしまう方も多いです。ですが、決して悪いことではありません。「もう少しお金ほしい」「休みがほしい」と思うのも当たり前のことなのです。

もし医局でモヤモヤすることがあれば、転職を考えもいいと思います。いますぐ転職をしないとしても転職サイトに登録することで自分の市場価値がわかるのでとりあえず登録してみるのもオススメです。

べるもん

べるもんの一押しは「民間医局」です。求人数も豊富で、エージェントの質も高く、親身に相談に乗ってくれました。

他の転職エージェントのオススメはこちらを参考にしてください。

あわせて読みたい
人気の医師転職エージェントはどれ?現役医師のおすすめを紹介 医局を辞めたいと思ったことはありますか。僕はあります。医局を辞めたいと思ったらまずは転職エージェントに登録し、自分の市場価値を見直すのがオススメです。実際に転職活動した経験をもとにオススメの転職エージェントを紹介しています。
あわせて読みたい
エムスリーキャリアエージェント(m3.com CAREER)で医師転職活動。評判は? 医師転職エージェント、どこに登録するか迷っていませんか?エムスリーキャリアエージェントのメリットや実際に利用したときの体験談をご紹介します。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次